花咲く宮殿でひとやすみ

原作行方不明、キャスト全くの別人疑惑で織成す韓ドラの宮と花男(ジフつく)二次小説。『探さないでください、見つからないから』←ココ重要です

2013/03

「えーー!!それじゃあシン君はスパイって事!?!?」   「チェギョンッ!!人聞きの悪い事を言うなっ!!」   「だってそうじゃない!信じらんないっ!シン君がそんなことを引き受ける人だったなんてっ!」   「だから、違うんだって!聞けよっ!」   「嫌よっ!裏切 ...

その場の誰もが、たった今目の前で起こったことを、耳にしたことを、其々の理解に導くのには 今少しの猶予を必要としていた・・・・。そんな静寂の中・・・・・。   シンが、チェギョンと自分が許婚同士であることを口にした時、誰よりも驚いていたその人が 話を終えて再び ...

「そうだ、ヒョン。僕たちも “ヌナ” と同じ学校に行くから。」     ニッコリとプリンススマイルを貼り付けて、何かのついでのようにサラリと言った言葉に 少しだけ目を見開いたが、この男ならではの勘の良さで直ぐにフッとその表情を緩めると 自分の管轄では無いという ...

シンとチェギョンがリビングに戻ると、ジフの友人5人の10の瞳が 2人をジィッと見つめる視線に迎えられ、流石のシンもウッと内心慄いたが 長年培ったプリンススマイルを貼り付けて軽く会釈をすると、ジフを視線で呼び その笑顔のまま、腹話術よろしく「ヒョン、僕達を紹介 ...

さっきまではあんなに悲壮感たっぷりだったくせに・・・・・・     僕とチェギョンの存在に気付いたヒョンは、いつもの皮肉屋に戻ったらしく 僕の事を 【チェギョン馬鹿】 だと言うので 【スリョン馬鹿】 だと言い返してやった。 まぁ、どちらも真実なので互いにそれを ...

昨日のオンニの顔色はその言葉よりも深刻な何かを私に伝えていて シン君にも気付かれないように、心のとても深いところに押し込んだ私自身が怯えていた。   オンニは・・、今すぐでなくても少しずつ何かを終息に向かわせようとしているようで オッパが幸せそうにオンニに寄 ...

「ヒョンが言ったんだ。スリョンは色々あっても幸せそうだろう?って。直ぐには答えられなかった。 正直に言えば、ヌナは不幸な生い立ちだったと思っていたから。それなのに明るいヌナは 健気な人なんだって思っていたから・・・・。けど、僕も間違ってたんだよ、チェギョン ...

帰宮して以来、ヘグムはスリョンと一緒に練習する事にしたチェギョンがユン邸に着くと 何やらスリョンの様子がおかしい。不思議に思って聞けば、明日ジフの友人達がこの邸に スリョンに会いに来る事になり、それで少し緊張しているのだと言う。   うっかり寝込みを襲ってし ...

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