花咲く宮殿でひとやすみ

原作行方不明、キャスト全くの別人疑惑で織成す韓ドラの宮と花男(ジフつく)二次小説。『探さないでください、見つからないから』←ココ重要です

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日韓といっても基本韓ドラ花男に寄せてるジフ×つくしのお話ばかりですがHANA×KUN以外でINDEXを作りました(日本の花男勢はチョイ役で出てきたりします←ほぼいつでも存在します)※ 日本のF4があまり良い人じゃない話が多いです、ご注意ください☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+. ...

男の姿で姫を抱いて見せれば、朽ち葉色の目に悋気が宿り 神ですら目を奪われるほどの、壮絶な美しさに肌が粟立った。   男の悋気はみっともないというが、この ひとの子のそれは例外で みっともないどころか、眼福の、鬼気迫る艶やかさだ。   伊類(これとも)も見目麗し ...

久しく姿を見せなかった姪姫が、漸く姿を現した。   古の神である自分は、この地の続く場所であれば何処へでも行けるが 海を渡られてしまえばその限りではなかったし 心の何処かで、あの姫にとってはその方が良いかも知れぬと思っていた。   雪女という妖は、生命力の強い ...

「・・・で?」   「久しいのう♪」   「・・・神とはいえども、こんなことをするなら凍らすぞ?」   「何が不満だ?」   「何もかもじゃろうがっ!! その姿も、妾を神隠しにするのもっ!! 暫く見(まみ)えぬうちに、一層性格が歪んだかっ!?」   「クククッ。相変 ...

読み終わった占いは、境内の小枝に結びつけるのが慣例らしく 俺達もそうやって結びつけようということになったけど その前に、忘れないように内容を携帯に書き写すことにした。   俺のと、つくしのを、2人分。   あいつらが見たら驚きそうなくらい、マメになっているらし ...

目の前には、石段の一段ごとの両端に、紅い燈篭が見事な本宮入り口。   冬の京都の、北洛と呼ばれるこの地は、掃き掃われているとは言え雪深く ひとの往来も無い静けさの中に悠然と佇んで、凛と刺すような神気を放っているように思える。       雪女の気にあてられたのか ...

ああ、その歌は・・・・         雪女は   その口から、ひとの生気を吸う妖で その口から、冷気を吐き凍らせる妖で   だから雪女との口吸いは、ひとの子にとっては命懸けだというのに・・・・         そなたは、そなたという男は・・・・・         溢れ出た ...

世界中から観光客が訪れる日本の古都、京都。   国際的な陶芸家でもあるイジョンから、自分が定宿にしている嵐山の宿も紹介されたが その宿の概要を聞けば聞く程、妖のつくしと行くには似合い過ぎる気がして却下した。   他にもいくつかお勧めの、いわゆる隠れ宿のような通 ...

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